年齢を重ねるとともに筋力が低下する現象「サルコペニア」は、日常生活に支障をきたす原因になることがあります。
しかし、正しい方法で運動を行えば、この筋力低下を予防し、健康的な生活を維持することが可能です。
今回は、特にケガや無理を避けながら取り組むための筋力維持トレーニングを紹介します。
筋力低下の原因とその影響
◆筋力低下の主な原因
1.運動不足
日常の活動量が減ることで、筋肉が衰えやすくなります。
2.ホルモンの減少
成長ホルモンやテストステロンの減少が筋肉量の低下に影響します。
3.栄養不足
筋肉の維持には、タンパク質やビタミン、ミネラルが必要です。これらが不足すると筋力の低下を招くことがあります。
◆筋力低下がもたらす影響
・転倒のリスクが増加
筋力が低下するとバランスを崩しやすくなり、転倒の可能性が高まります。
・日常生活への影響
立ち上がる、歩くなどの基本的な動作が困難になることがあります。
・健康リスクの増加
心血管疾患や糖尿病など、他の健康問題を引き起こす可能性があります。
無理なく安全に始めるトレーニング方法
◆筋力トレーニング
筋力を維持するための基本的な方法ですが、ケガを防ぐために軽い負荷から始めましょう。
・腕立て伏せ
胸や腕の筋肉を鍛える運動です。初心者は膝をつけた状態で行い、慣れてきたら徐々に通常の腕立て伏せに挑戦しましょう。
・スクワット
椅子を使い、無理のない範囲で太ももや臀部の筋肉を鍛えます。立ち上がりがスムーズになり、転倒予防にも役立ちます。
・ダンベルカール
上腕二頭筋を鍛えるエクササイズです。軽いダンベルを使用し、フォームを正確に保つことを心がけながら取り組みましょう。
◆有酸素運動
全身の血行を良くし、心肺機能を高める運動です。体力に合わせた強度で行いましょう。
・ウォーキング
一番手軽で負担の少ない運動です。毎日30分程度のウォーキングを目標にしましょう。
・サイクリング
自転車を使った運動は膝に負担をかけにくく、無理なく続けられます。
・水中ウォーキング
水の浮力を利用して、体への負担を軽減しながら全身を動かせます。
◆柔軟性トレーニング
ストレッチを取り入れることで、筋肉や関節の柔軟性を高め、ケガを防ぎます。
以下のストレッチを取り入れてみましょう。
・ハムストリングのストレッチ
太ももの裏側の筋肉を伸ばして、柔軟性を向上させます。
・肩のストレッチ
肩や首の筋肉をほぐして、上半身の柔軟性を高めます。
・腰のストレッチ
腰の筋肉を伸ばして、背中の柔軟性を保つのに役立ちます。
トレーニングを安全に行うためのポイント
1.正しいフォームを心がける
怪我を防ぐためには、正しいフォームでエクササイズを行うことが欠かせません。
無理な姿勢や動きはケガの元です。
適切な負荷でゆっくりとしたペースで行うよう心掛けましょう。
2.適切な負荷を選ぶ
いきなり重い負荷をかけるのではなく、軽い負荷で始め、慣れてきたら少しずつ増やすのがコツです。
3.休憩をしっかりとる
無理に続けるのではなく、疲れたら必ず休む習慣をつけましょう。
筋肉は休息中に修復され、成長します。
4.こまめな水分補給
運動中は喉が渇いていなくても定期的に水を飲むことで、体内の水分バランスを保ちます。
まとめ
筋力低下を防ぐには、無理なく続けられる運動を取り入れることが大切です。
筋力トレーニング、有酸素運動、柔軟性トレーニングを安全な方法で実施し、体力に合ったペースで続けましょう。
「急がず、焦らず」を心がけ、少しの努力を積み重ねていくことで、健康的な生活を長く楽しむことができます。
シニアが運動を始める際に気をつけたいポイント
運動を始める理由は人それぞれですが、健康の維持や増進を目指す方が多いでしょう。
ただし、運動が原因でケガや体調を崩してしまっては元も子もありません。
ここでは、シニアが運動を安全に行うためのポイントをご紹介します。
無理をせず、自分の体力に合った運動を
最も重要なことは、自分の体力に合った運動を選び、無理をしないことです。
やる気が高まるあまり、最初から頑張りすぎてしまう方もいますが、それでは長続きしません。
無理をしないためのポイント
・疲れを感じたら、しっかり休憩を取る
・準備運動と運動後のクールダウンを忘れない
・運動量や頻度を徐々に増やしていく
まずは少しずつ始め、短時間でもいいので継続することを目標にしましょう。
適切なペースを見つけることで、長く楽しく運動を続けることができます。
体調の変化をしっかりチェック
運動中や運動後の体調の変化には十分に注意しましょう。
体調管理のポイント
・運動前に体温や血圧を測る習慣をつける
・持病がある場合は、医師に相談してから運動を始める
・運動後に体調が悪くなったら、無理せず休養や病院受診を
体調管理は自分自身が最もよく把握できるものです。
違和感を感じたらすぐに運動を中止し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けましょう。
こまめな水分補給を忘れずに
運動中は体内の水分が失われやすいため、しっかりと水分補給を行うことが大切です。
水分補給のコツ
・運動を始める前に水やスポーツドリンクを用意する
・喉が渇く前に、こまめに飲むよう心がける
・年齢を重ねると体内の水分量が減りやすいため、特に注意する
水分補給を習慣化することで、運動中の脱水症状や体調不良を防ぐことができます。
飲み物とタオルを常に持ち歩く習慣をつけると安心です。
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